しのざきとボドゲ会🎲

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027【ボードゲーム レビュー】【お手軽】「バトルライン」カード陣取りの二人用名作。

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「デザイナー」Reiner Knizia

「プレイ人数」2人

「プレイ時間」30分

 

(はじめに)

こんばんは。「しのボド」しのざきです。

今回は二人用ゲームの紹介です。

カードを使用して陣地を取り合うゲームですが、ルールはシンプルでお手軽に楽しめるボードゲームバトルライン」を紹介したいと思います。

 

(内容物)

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25×15㎝ほどの箱に、陣地を現すコマ、あとはカードが入っていました。

カードサイズは90×66mm。tcgサイズです。

ホビーベース カードアクセサリ TCG ハード CAC-SL21

カードにはつやがあり少しがありました。

 

(ゲーム紹介)

「背景」

古代ギリシャ時代。戦の指揮を執る二人のプレイヤー。

時には、天候に左右されたり、時には裏切りがあることもあるでしょう。

お互いの軍を操り戦いを制するのはどちらだ。

 

「目的」

コマで記された九つの陣地のうち、五か所の陣地、または連続した三か所の陣地を制圧することが目的です。

 

「流れ」

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手番中にできること。

・手札からカードを一枚陣地に置く。→山札から一枚補充。

 

ゲーム開始時にお互い七枚のカードが山札から無作為に配られます。

カードの種類は色が6色、各1~10まであります。カードの数字は大きいほど武力が強いことを現しています。

 

配られた手札のうち、任意の一枚を制圧したい陣地の手前に置きます。

その後、カードを補充して再び手札の合計を七枚として相手のターンに移ります。

 

では、どのようにして陣地を制圧するのかを説明します。

各陣地へは、それぞれのプレイヤーカードを三枚までしか置くことができません。

各陣営、お互いに三枚のカードを出し尽くした時点でどちらが強い陣営化を競います。

 

このゲームではカードの並び方で強さが左右します。

 

カードの強さ順

①三枚のカードが同じ色かつ数字が連番。「赤3、赤4、赤5等。」

②三枚が同じ数字。「赤6、青6、黄色6等。」

③三枚が同じ色。「赤4、赤6、赤9等。」

④三枚の数字が連番。「赤3、青4、緑5等。」

⑤それ以外。

 

①が最も強く⑤が弱い組み合わせです。

同格の場合、三枚の数字の合計が大きい方が制圧します。

一度勝敗が決まった陣地は基本的にはカードを置くことができなくなります。

 

カードは各一枚ずつしかありません。

ゲームが進行するにつれて使われているカードが徐々に公開されていきます。

それを見計らい陣営をどのように配置するかを考えていくことが面白いゲームです。

 

このゲームの面白い点として、数字の書かれた舞台カードとは別に[戦術カード]というものがあります。

ゲーム中カードを一枚使うとカードを一枚補充しますが、補充として受け取るカードは、「部隊カード」か「戦術カード」どちらかを選ぶことができます

 

前述カードには数字が書かれいませんが、その代わりユニークな特殊効果が書かれています。

そのいくつかを紹介すると、

 

・リーダーカード 

どの色でも、何の数字にも使えます。

・霧     

陣地を一つ選ぶ、そこでは組み合わせは関係なく合計数の勝負となる。

・裏切 

まだ勝敗のついていない陣地で、相手の部隊カードを一枚自分の部隊においていい。

 

などなど、様々な効果のカードを無作為に引くことも手番では可能です。

この特殊効果を駆使すれば逆転の可能性もあります。

このように、実力のゲームと見せかけてカードの引き運や、特殊カードの効果があることでバランスの取れた初心者からベテランの方まで楽しめるゲームになっていると思いました。

 

(まとめ)

配置の戦術とカードの引き運が絶妙にバランスの取れた二人用の陣取りゲーム「バトルライン」でした。

 

「ネガティブ・ポジティブポイント」

ネガティブな点は、少しカード等のデザインが地味な点です。

このゲームは僕の感想ですが、女性同士やカップルでも十分楽しめる作品であると思うのですが、どうしても世界観で敬遠されてしまうのではと感じました。

 

今回紹介したものは2007年版の作品でした。どこかで見たことがありますが、台湾版のバトルラインはもう少しおしゃれだったような気がします。

 

デザインが自分に合っているかそうでないかはかなり大切なポイントであるとは思いますが、ぜひ遊んでほしい作品です。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。また会いましょう。

 

バトルライン (Battle Line) 日本語版2016 カードゲーム

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