028【ボードゲーム レビュー】【本格】「サンファン」カードを使って建物を建てよう。
「デザイナー」Andreas Seyfarth
「プレイ人数」2~4人
「プレイ時間」45~60分
(はじめに)
こんばんは。「しのボド」しのざきです。
このブログは、四国でひっそりとボードゲームを楽しんでいる田舎者の体験談ブログです。
今回は、名作「プエルトリコ」というボードゲームがカードゲームとなり、手軽にプエルトリコのゲームシステムを遊べる作品「サンファン」を紹介したいと思います。
(内容物)
箱のサイズが、22×17㎝です。
カードが主で、厚紙でつくられたアクションタイルとスコアシート等が入っていました。
カードは、59×91mmです。ユーロサイズのスリーブで少し縦に余裕がありました。
(ゲーム紹介)
「背景」
プエルトリコの首都サンファンで、様々な役職の力を借りてより価値の高い建物を建てていきましょう。
「目的」
ゲーム中12個の建物を建て、その建物が持つ勝利点の合計値を競います。
「流れ」
プレイヤーができること。
・役職を選ぶ。[アクション]それぞれのアクションを解決する。
・次のプレイヤーへ。
まず、プレイヤーは自分が行いたい役職[アクション]のタイルを選択します。
選んだプレイヤーはそのアクションを行うのですが、このゲームの特徴的な点は、選んだアクションを他のプレイヤーも全員行えます。
ただし、手番にアクションを選択したプレイヤーには特権があります。
役職の種類は次の5種類です。
・建築士 建物を建てます。
・監督 商品を生産します。
・商人 商品を売ります。
・参事会議員 カードを複数枚引き、好きなカードを一枚獲得します。
・金鉱掘り カードを一枚引きます。
[建築士]ゲームを開始するにあたりプレイヤーは手札を4枚配られます。
カードはすべて建築物です。
建築アクションでは、手札から任意の建物を一つ建築することができます。
カードには建設コストが記されています。
このゲームで支払うコストは、カードの枚数を現しています。
建設に必要な事須賀3コストであれば、建設するために任意のカードを手札から三枚破棄しなければなりません。
特権 建設コストを一少なくできます。ただし、0にはなりません。
[監督]
建築物の中には、インディゴ染料工場などの生産設備を現した建物があります。
そのような生産設備を持っているプレイヤーは、商品を生産することができます。
特権 商品を追加で一設備分生産することができます。
[商人]
監督で生産した商品をうることができます。
商品の相場は毎回変動します。
商品を売却した報酬はカードです。
特権 追加で商品を一つ売却することができます。
[参事会議員]山札からカードを二枚引き、一枚選び手札に加えます。
特権 追加で三枚引き、都合五枚から一枚選び加えます。
[金鉱掘り]
カードを山札から一枚獲得します。
このアクションのみ、自分だけ行います。
このようなアクションを各プレイヤーが選択して行っていきます。
さきに選択されたアクションは選ぶことができません。
すべてのプレイヤーがアクションを選び一周したら、選択したアクションタイルをもとの位置に戻し、スタートプレイヤーを右隣りの人へ移して再度アクション選択をします。
これによって、先ほど選ばれたアクションを選べるようになります。
これを繰り返してゲームを進めます。
建築する建物には様々な効果を持つ建物があります。
建築物の効果は建築した後、ゲーム中永続して効果が発動します。
勝敗を左右するカードに[6の建物]があります。
・ギルドホール 生産設備一つにつき2点。
・市役所 生産設備以外の建物一つにつき1点。など。
6の建物とはコストが6コスト必要な強力な建物を現します。
この建物をうまく駆使することが、このゲームのポイントです。
建物同士の効果をうまく織り交ぜ勝利を目指すゲームとなっています。
(まとめ)
建物をカードで建築して、より価値の高いサンファンの街をつくることを目指すゲーム「サンファン」の紹介でした。
「ネガティブ・ポジティブポイント」
ネガティブな点をしいて言わせてもらうと、カードを混ぜるのが手間な点です。
カードをたくさん引くゲームなのですが、山札がなくなると捨て札を混ぜて再び山札を作ります。
捨て札のカードは時として同じカードが重なっていることがありかなり良く混ぜて新しい山にする必要があります。
ゲームの進行が少し止まってしまうのが良くない点かなと感じました。
一方ポジティブな点は、何回でも遊ぶことができるゲームの深見です。
戦い方としては、数をこなすと何通りかの戦術になってしまうようにも感じましたが、相手の出方をいかに阻止するか、自分の作戦をいかに通すか、そういった駆け引きが非常に熱いゲームだと感じました。
現在はサンファンという名前ではなく、「プエルトリコカードゲーム」という表記でも流通されているようです。
面白い作品でしたので、ぜひプレイしてみてください。
今回も読んでいただきありがとうございました。また、お会いしましょう。