025【ボードゲーム レビュー】【お手軽】「ニコニコの森」ペットの回収に笑顔はいらない…
「デザイナー」Michael Schachat
「プレイ人数」3~5人
「プレイ時間」30分~
(はじめに)
こんばんは。「しのボド」しのざきです。
令和になりましておめでとうございます。
このブログも改めて皆さんの役に立てるように努力して令和を駆け抜けていきたいと思います!
ということで、令和一発目は「ニコニコの森」を紹介したいと思います。
(コンポーネント)
12×17㎝の小箱に説明書、二色のおはじき、カードが入っています。
カードサイズは70×120mmです。
カードの質感はしっかりしていました。
(ゲーム概要)
「背景」
飼っているペットたちが夕暮れ時に森へ逃げてしまいました。
幸いにもペットたちはホタルの光に集まる習性があり、ホタルを入れた瓶を持って探せばすぐに見つかるはず。
しかし、ペット以外の野生動物を間違って捕獲しないようにしなくては、
すべてのペットを確保した時一番貢献したプレイヤーは誰でしょう。
「目的」
捕獲した動物カードの合計点数が最も高いプレイヤーが勝利します。
カードの動物はペットならプラス点、野生動物はマイナス点です。
10ラウンド終了するとゲーム終了します。
「流れ」
手番にできるアクション
・ホタルを上げる。
or
・つかまえる。
手番にできることは二択です。
ラウンドの開始時にプレイ人数分の動物カードが公開されます。
それを価値の低い順に並べてからラウンド開始。
手番のプレイヤーはある条件を満たしていれば好きなカードを一枚獲得することができます。
条件とは、最低でも一個のホタル[黄色いおはじき]がカードの上に置かれていることです。
つまり所手番のブレイヤーは、カードの獲得はできず必ずホタルを置かなくてはなりません。
しかも、ホタルを置く場所は最も価値が低いカードの上しか置けませんこの時、もうすでに最低の価値のカードにホタルが置かれている場合次に価値の低いカードの上にも置くことができるようになります。
そうして次の手番のプレイヤーはやっとカードを獲得することができます。
おけるホタルがない、なおかつ獲得できるカードもない場合があります。
この時は、余っているホタルから借りてホタルを置かなければなりません。
借りてしまった場合、そのプレイヤーはナミダ[青色のおはじき]を受け取らなければなりません。これは-1勝利点です。
ホタルを使い方にも注意が必要になります。
また、ゲーム終了時に余ったホタルは5個につき1勝利点で計算できます。
ラウンド中カードは一枚しか獲得することができません。
したがって、カードの獲得を宣言したプレイヤーはカードを獲得した後そのラウンドには参加できなくなります。
ポイントは、カードの左上に書かれている色です。
ゲーム中野生の動物カードはマイナスの価値であります。そのようなカードは誰も取りたくないでしょう。しかし、必ず一ラウンド中カードは一人一枚獲得しなければなりません。
ゲームの面白い点ですが、もし獲得したカードの色がすでに獲得しているカードの中に同じ色が書かれているカードがあれば、同じ色の二枚のカードは捨て札になります。
つまり、プラス点でもマイナス点でもなくなってしまいます。
自分もそうですし他人の獲得したカードはすべて公開情報になります。
したがって、この仕組みによってゲームの駆け引きを熱くさせるのです。
(まとめ)
ペットと野生動物を効率よく捕まえたり、他のプレイヤーに擦り付けることにより高得点を目指すコレクションゲーム「ニコニコの森」でした。
「ポジティブ・ネガティブポイント」
ポジティブな点は、カードを獲得する読みあいがアツい点です。いつどのタイミングでカードを獲得するか、ホタルを置くのか考えどころは深いように感じました。
ネガティブな点はタイトルのイメージと違って渋いゲームであることです。家族向けのパーティゲームを想像して手に取られてしまうとまずいかなと感じました。
どちらかというとゲームに慣れている方同士がやると、面白いゲームかなと思いました。
個人的な意見ですが、ゲームで使うカードが使いきりのルールになっていたのですが、これでは完璧に読みあいのゲームになってし
毎ゲームのうまい人がとことん勝ってしまう気がします。
そこで、ラウンド数を9ラウンドにして最後にあまりのカードを複数枚つくることによって微量の運要素を残すとゲームが少しマイルドになっていいと思いました。
いろいろ述べさせてもらいましたが、単純なゲームルールの中に深い駆け引きのある面白いゲームであるのは間違いありませんでしたので、プレイヤー間の駆け引きがお好きな方であればぜひ試してみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いありがとうございました。またお会いしましょう。