085【ボードゲームレビュー】【本格】「ビブリオス」ドラフト+競りの名作。
「ビブリオス」
プレイ人数 2-4人
プレイ時間 30分
対象年齢 10歳以上
カードサイズ 64×88㎜
(はじめに)
こんばんは。「しのボド」しのざきです。
このブログは愛媛県のボードゲーム愛好家によるレビューブログです。
今回は、特定のカードを選んで選択してく「ドラフトゲーム」の要素と、「競り」要素が同じゲームでシステム化してある不思議なゲーム「ビブリオス」について紹介したいと思います。
(本編)
「ゲームの目的」
五種類の部門に分かれた勝利点をより多く獲得しましょう。
「ゲームの流れ」
大まかな雰囲気がわかるように、簡略化した形で説明していきたいと思います。
1.ドラフトフェイズ
2.競りフェイズ
それぞれについて説明します。
1.ドラフトフェイズ
プレイヤーは人数に応じたカードの枚数を一枚ずつ山からカードを確認していきます。
確認したカードを、「自身で獲得する」か「他人にあげる」か「競りに回す」この三択で選択していきます。
なお、手番に3枚以上のカードを確認し選択していきますが、「自身が獲得する」また「競りに回す」カードは一手番に一枚限りしか選ぶことはできません。
よって、複数のカードは相手に与えなければなりません。
カードにはおもに「茶」「青」「緑」「オレンジ」「赤」の五種類あります。
これらにそれぞれ数字か記されています。
その数字は最終的に、他のプレイヤーとそれぞれの部門を争うための点数となります。
それぞれの部門で集計して自身がより高い得点を獲得していると、初めて一つの部門の勝利点を得ることができるというわけです。
カードを獲得することで勝利を目指します。
2.競りフェイズ
すべての山カードをドラフトし終わったら、競りに回されたカードを競っていきます。
ここでドラフトの際にも出てきます、お金カードを使用して競りをしていきます。
競りの方法は、競り山からめくられた1枚のカードに対して落としたいお金を提示していきます。もっとも高いお金を提示したプレイヤーがカードを獲得することができます。
競り山がなくなればゲーム終了です。
5種類の部門別に、だれが最高点を持っているか確認して勝敗を決めます。
このゲームの魅力の一つは、最終的な5種類の勝利点を変えることができる点です。
すべての部門最初は3勝利点で始まります。
しかし、各部門を好きに選んで、勝利点を挙げるまたは、下げることができるカードが存在します。
このカードによって、自身の戦略を考えて、勝利点を優位にコントロールすることや、相手が集めていそうな部門の勝利点を下げるというような戦術も可能です。
勝利点の最高値は6で、最低は1です。
勝利点によっては2つの部門で1位になることができたら勝利を収められるような展開もあり得ます。
(まとめ)
カードドラフトと競りを織り交ぜ、深い駆け引きを楽しむゲーム「ビブリオス」の紹介でした。
このゲームのおすすめしたいポイントは、プレイヤー同士の展開がなかなかコントロールできないところです。
思ったようにならない展開が、いいも悪いもゲームに効いてきます。
何度も遊びたくなるゲームです。
本格ゲームと紹介しましたが、慣れてくると1ゲームの時間も短くプレイすることができます。
ゲーム初心者の方が、少し厚みのあるゲームをしてみたいときには入門編に持ってこいではないでしょうか。
今回も読んでいただきありがとうございました。
また次回に続きます。またです。